2010年3月30日火曜日

春の旅


先日世界遺産のブトリント遺跡とジロカストラ博物館都市ツアーのお客様とご一緒させていただきました。
春は雪解け水が流れ、水は透明度を増しまたブルーにすら見えます。そして私たちを大変爽やかにしてくれます。



またブトリント遺跡はもともとブトリント湖とイオニア海に挟まれ、ラムサール条約で保護されている湿地帯に位置し、古代ギリシャ時代から2000年以上もの時代幅を持つ遺跡群は緑に囲まれ大変神秘的ですが、この時期野生の花々も同時に楽しめます。




一方ブトリントからはたったバスでゆったり1時間半の距離にありますが、内陸部に位置するジロカストラでは17世紀の雰囲気を残す石造りの独特な町並みだけでなく、ジロカストラ城塞からは未だ雪化粧をした山脈が望めます。









3月半ばから気候が良くなるアルバニアではいよいよ観光シーズンの到来と言った感じですが、まさにこの時期の旅は、歴史・文化だけでなく、自然、そして内陸部と海岸部でことなる気候をも体感していただけることでしょう。

2010年3月26日金曜日

イタリア系デパート Coin オープン




近年ティラナを中心に大きな都市やその郊外に外国系の特にイタリア系のショッピングモールやデパートがアルバニアには進出してきています。

ティラナに関しては郊外に3つほど大きなモールが建てられていましたが、3月13日にオープンしたイタリア系のhttp://www.coin.it/jsp/en/negozio/negozioid_115.jspCoinというデパートは立地条件も良く、日本人のお客様もよく利用されるシェラトン・ホテルやホテル・ログナー・エウロッパ・パルクからも徒歩3分ほどです。




朝9時から夜9時まで開いていますので、夕食の後などに少し覗いてみてもいいかもしれませんね。
4階にはカフェ・バーもあり、夏はテラス席で夕暮れにビールもいいかもしれません。

2010年3月15日月曜日

夏の日 (3月14日)

アルバニアでは3月14日を“春”の日ではなく、“夏”の日としてお祝いします。

事実、アルバニアの四季の変化は比較的日本に似通っているにも関わらず、春は短く、あっという間に夏がやってきます。

さてこの夏の日、今ではティラナを含め幾つかの都市でもお祭りが開催されたりしていますが、ティラナからバスで南へ1時間程のエルバサン(Elbasan)と言う町でお祝いするのが伝統的なようです。


エルバサンは、この日に食べるバロクメ(Ballokume)と言う巨大なクッキーを上手に作る伝統があるということもあり、お祭りも盛大にされてきました。



また街の近くにはオリーブの茂る丘がいくつかあり、その木々の間の斜面で日本のお花見の様に家族や友人と食べ物・飲み物を持ち寄ったり、バーベキューをしたり、輪になってダンスをしたりして、春の訪れを祝福します。






街の中も1年に一度この日だけは大混雑です。

不思議な事に、雨続きのアルバニア中部の冬ですが、3月14日は毎年快晴で暖かい陽気になることも、まさに春の訪れを感じさせます。

2010年3月9日火曜日

女性の日 (3月8日)


弊社スタッフたちも。




3月8日は国際女性です。


アルバニアでも男性からお花をプレゼントしてもらったりしてお祝いされています。


なかでも、ランチを、またはディナーを女性だけで出かけて、日中であろうが夜であろうがワインを飲みながら、みんなでダンスをしたりして盛り上がります。


赤ちゃんを抱えながらもダンスします。


レストランは本当に女性だらけです。



もちろん多くのレストランは予約が必要です。



比較的ウェイトレスよりウェイターの方が多いアルバニア。




飲んで踊っての女性の傍ら、男性のウェイターは大忙しです。




しかし本当に素敵な日です。


普段多くの時間を家の中で過ごす女性も、この日は外に出かけているようで、街で見かける女性の率はいつもより高く、みんなちょっとおしゃれしていて・・・



日本でも女性の日を是非とも祝いたいものですね。

2010年3月7日日曜日

先生の日(3月7日)


♪3月7日のうた♪
おぉ、大好きな先生
私たちはとってもあなたのことが大好きです
あなたは、私たちの2番目のお父さん、お母さんです
なぜなら、私たちに教えてくれるから。
先生の日を
祝いします
とってもきれいなお花を
プレゼントします。

*Këngë për 7 Marsin (アルバニア語オリジナル)
O mësues i dashur,
Ne të duam shumë,
Ti për ne je prind i dytë,
Se na edukon.
Festën e mësuesit,
Ne do ta festojmë,
Lulet më të bukura,
Ne do t'ja dhurojmë.

アルバニア語と言う言語は先祖であるイリリア人が3000年近く前から使っていた言葉を元に進化してきた言語ですが、アルバニアはその歴史上、長い間いくつもの大国に支配されてきましたので、16世紀になるまで文字で表記されてきませんでした。

また文字表記が始まってもそれは宗教教本やミサ典書などに使用されていただけで、文学がアルバニア語で書かれたり、学校教育がされることは許されてきませんでした。

しかし1887年3月7日、アルバニア南部の街コルチャ(Korça)で、ついにアルバニア語初の学校が始まり、たくさんの詩や文章が学ばれました。
これを記念して、3月7日を先生の日として、学生がお花を先生にプレゼントし、お祝いしています。


*この初の学校は男子校でした。
その4年後の1891年に同じくコルチャの街で女学校が始められました。