2010年2月10日水曜日

アドリア海の夕日





首都ティラナから車で35分、バスでも45分程西へ進むと人口20万のアルバニア第2の都市でありますドゥラス(Durrës)に到着します。

ドゥラスはアドリア海に面しており国内最大の港町でもあり、また街の南方には松林が広がるビーチが続いています。

ですので、そこでは7月・8月ともなると国内外から多くの余暇を楽しむ人々で、ビーチはもちろんのこと、レストランやバーが賑わい、毎晩ライブ・ミュージックが行われたりし、人口が倍に膨らむと言われています。

一方ドゥラスの歴史は古く、アルバニア人の先祖であるイリリア人がこの地域一帯には暮らしており、古代ギリシャ人たちにエピダミノスと呼ばれていたそうです。


町として機能し始めるのは、ギリシャのコルフ島から入植者がやってきた紀元前627年であると、ギリシャの歴史家のトゥキディデス(ペレポネソス戦争を記した“戦史”の筆者)が記しています。
また古代ギリシャ哲学者のアリストテレスによっても、この町社会システムが讃えられていたようです。

そんなドゥラスの街の中心部には、現在もローマ帝国支配時代の紀元後2世紀に建てられた西バルカン半島最大(収容人数1万5千人)の古代劇場や、15世紀のベネチア統治時代のベネチアン・タワー、そしてローマ浴場跡などが残っています。
また考古学博物館にはこの地域で見つかった貴重な品々が展示されています。

さて、そんな歴史ある街ですが、ドゥラスでは夏だけではなく、冬でも素敵な時間の楽しみ方ができるのです!!

首都ティラナだけではなく、もちろんドゥラスにもたくさんの素敵なカフェがあります。
海岸沿いに並ぶカフェで、アドリア海に沈む夕日を眺めながらゆっくり時間を過ごすのはいかがでしょう?

(注:今回は考古学博物館からさらに海沿いを北上し、シーフードで有名な“アラゴスタ”レストランを越え、さらに進んだところに位置する、その名も“Sunset”カフェからの写真ですが、ベンチアン・タワーや考古学博物館の近くのカフェ、またはドゥラスの中心部から離れて南下したビーチ沿い(徒歩では不可能)などのカフェやレストランなどからも楽しめます。)

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